ダラダラしてる子

うちの子は何かにつけ後回しにする性格だった。宿題もお風呂も歯磨きも怒られないとしない。

そこで思いだしたのが内田樹氏の対談にあった一節。

 人間というのは、他人から聞いた話というのはあまり軽々には信用しないくせに、自分がいったん口にしたことばというのは、どれほど不合理でも信用するんですよ。

健全な肉体に狂気は宿る―生きづらさの正体 (角川Oneテーマ21) p112

そこで一計を案じてみた。学校から帰って来たら「今日やらなアカンことは何なん?」と聞くようにした。「宿題とお風呂」と言えば「宿題は何しなアカンの?どのくらい時間かかんの?」とやらなきゃいけないことを具体的に細かく聞く。そして「どんくらいかかんの?」と聞く。その中で今日は何をしたいかも聞く。ゲームをしたいのか、アニメを見たいのか。それもどのくらいの時間か聞く。そして最後にどの順番で、何時にどれをやるのかを聞くようにした。


要するに自分で計画を立てさせているんである。それも口に出して。


これを毎日やってみた。そしたらだんだん何も言わなくても自分で動くようになってきた。それどころか「パパ、お風呂やで!」とオレをせかすようにまでなってきた。(笑)


口でアレコレ言ってもダメ。一緒に体を動かして、体で教えなきゃダメ。


そう痛感してるこのごろであります。