インスピレーションに従え
本屋やCD屋なんかでピーンとくることがある。その本やCDの知識が何もないのに見た途端に「買おう!」と思ってしまうことがある。
そしてたいてい、そういうときは当たりだ。今まで何度もそういう経験がある。たぶん今までいろんな物を買ってきて、自分の好みに共通する特徴を無意識に学習しているんだろう。共通点を備えた物に出会ったとき、頭の中でスイッチが入るんだろう。
- 作者: 石川雅之
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2003/02/19
- メディア: コミック
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このマンガもそんな出会い方だった。本屋で表紙を見て、中身も見ずにレジに持っていった。
短編集なんだけど、どのマンガもストーリーがよくできていて、キャラも生きている。そして最後に「そうきたかー」と、してやられる。
一番最初の話は救いようのない場面で終わる。最後のコマのそれぞれの表情がその後を予感させておもしろい。