インスピレーションに従え

本屋やCD屋なんかでピーンとくることがある。その本やCDの知識が何もないのに見た途端に「買おう!」と思ってしまうことがある。

そしてたいてい、そういうときは当たりだ。今まで何度もそういう経験がある。たぶん今までいろんな物を買ってきて、自分の好みに共通する特徴を無意識に学習しているんだろう。共通点を備えた物に出会ったとき、頭の中でスイッチが入るんだろう。


週刊 石川雅之 (イブニングKC)

週刊 石川雅之 (イブニングKC)

このマンガもそんな出会い方だった。本屋で表紙を見て、中身も見ずにレジに持っていった。

短編集なんだけど、どのマンガもストーリーがよくできていて、キャラも生きている。そして最後に「そうきたかー」と、してやられる。


一番最初の話は救いようのない場面で終わる。最後のコマのそれぞれの表情がその後を予感させておもしろい。