恐怖のタクシー

昨日、あまりに荷物が多かったのでタクシーに乗ったのですが、これが恐怖体験の始まりでした。

オレ「すみません、南森町までお願い」
タク「あ?う、み、み、南森町?」
オレ「えぇ、そうです。南森町です」
タク「あ、え、え、シンミでいいんかな?」
オレ「(ここから他にルートがあったかな?)」
オレ「えぇ、シンミでけっこうです」
タク「あ、え、え、え、えと」
オレ「?」
タク「え、え、え、え、えと、梅田で降りて...?」
オレ「?」
タク「う、う、う、梅田で降りたらえぇんかな?」
オレ「ええ、梅田で降りて梅新東で左に曲がってそのまままっすぐです」
タク「あ、え、え、え、あ。」
オレ「???」

いちいちドモるし、地名がほとんど通じてない。しかもオレの声がうまく聴こえてないようだった。大阪のタクシーなのに南森町を知らないなんてあり得ない。

変だな、と思って運転手さんを見てみると70〜80歳くらいに見えるオジイチャンで、しゃべり方も入れ歯を忘れた人みたいにモゴモゴしてる。運転もほとんど素人。しかも走行中、「え、え、え、えと、ここで右に寄っといて...」などとモゴモゴ独り言を言ってる。しかも独り言までドモッている。

この時点で思いました。


ヤヴァい。


認知症かジャンキー確定。あるいは両方揃ってダブル役満もあり得る。


タクシーに乗ってる間、全身が緊張しっぱなしでした。

ようやく無事に南森町に到着。早く降りたかったので「ここらへんで止めてください。」と言うと「あ、えーと..」と言いながらなかなか止めてくれない。止められる所を探しているのかと思ったが、そんなところはいくらでもある。

なぜ止めないのかと不思議に思っていたら、メーターがカシャッと上がり、そのとたんに止めやがりました。


そんなとこだけしっかりしてんのかよ!


季節外れのホラー体験でした。(T_T)