菌はそこらじゅうにいるボクらの友達

ここ数日ハマっているのがこのマンガです。

もやしもん(6) (イブニングKC)

もやしもん(6) (イブニングKC)

何のマンガかというと、のお話です。


菌と言いましてもすぐに「汚い」と連想するような狭い意味の菌じゃありません。日本酒や納豆、漬物やチーズを作る偉大な菌、風邪の原因となる菌、我々人間の体を守ってくれている菌。もちろん毒素を出して人間を殺す菌や病気にしてくれる有害な菌も。


舞台はある農業大学。最初は「農大物語」というタイトルのようですが、すぐ「もやしもん」に変わっているところがオチャメです。

しっかりと学問を基礎にした、あらゆる菌の活躍を見ることができます。迷路を解く粘菌とか、日本酒を醸していく菌や酵母たちとか。「かもすぞー」とか「糖うめー」「アルコールでちゃった」などとつぶやく菌たちがカワイイ。

人間が知りえている菌はまだ世界にいる菌全体の一割しかない、なんて薀蓄も出ちゃいます。


もちろん人間の登場人物もいます。というか主役はまちがいなく人間です。しかしコイツら、日本酒作ったり漬物作ったり、ひたすら自分の欲望のままにお笑い方向へ走っていきます。いや、あらゆる科学は人間の欲望を満たすためにあるのかもしれない、などという高尚な考察は抜きで坦々とお笑い方向です。


ちなみに作者の石川雅之はオレの好きな漫画家の一人です。以前、「週刊 石川雅之 (イブニングKC)」というマンガを持ってました。引越しのとき、某マスターにあげましたが。

週刊 石川雅之 (イブニングKC)

週刊 石川雅之 (イブニングKC)

この漫画家の描く女性はオレの女性を視る視点そのものなんである。

腰やお尻のライン、ちょっときつそうな目尻、なめらかなうなじ、脚線美を露わにするミニスカートあるいはホットパンツ。


もうどの女性キャラも同じ造形。オマエはあだち充か、と突っ込みたくなるような女性像。

でもそれでいいんです。理想の女性像はひとつでいいんです。それを貫くその姿勢が大好きです。例えそれしか描けないのだとしても、それが才能というものです。


これからもオレ好みの女性キャラをジャンジャン描いて欲しいものです。


ちなみに「もやしもん」はテレビアニメにもなってます。ちょっと見てみてください。菌たちがとてもカワイイですから。


蛇足。そういえばマツタケって…