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昆虫を偵察サイボーグ化:成虫まで生かすことに成功 | WIRED VISION

国防総省の国防高等研究計画庁(DARPA)の説明によると、DARPAの『HI-MEMS計画』では、超小型機械システム(MEMS)を「変態の早い段階で昆虫の体内に」移植することを目指しているという。こうすれば、昆虫が成長するにつれて、この小型機械を組織が包み込んで一体化する。

攻殻機動隊の世界がまたひとつ、現実に近づいている。「ミクロの決死圏」も現実味を帯びてきている… わけないか。


実は以前やっていた非破壊検査の業界でもマイクロマシンによる検査が現実味を帯びてきて、従来の検査で飯を食っている会社では「ちょっとヤヴァいのでは」という話が世間話レベルで出ている。検査手法がごっそり変わりますよーなんて言われた日にゃ、研究開発費の捻出できない検査会社はそれこそお役御免で消え去る運命だ。

ま、いきなりそんなことにはならないわけだが。だって、前年の検査結果と比較しなきゃならないって事情もあるし、いきなり新しい検査手法が開発されたって、今度はその結果をどう評価すればいいのかという話が出てくる。結局、旧来の検査方法はあと数十年は消えないのだ。