香ばしい人たち
asahi.com:「取材源は明かしていない」 調書引用問題で著者が会見 - 社会
草薙さんは、NHKが22日に「調書は医師に頼んで写しを見せてもらったと草薙さんが地検に供述した」という趣旨のニュースを流したことに「虚偽の報道だ」と抗議。NHKを相手に民事訴訟を提起する考えを示した。
さて香ばしい展開となっております、この事件。
オレは一連の報道を読んで、この草薙さんという人は記憶や解釈を無意識に改竄するタイプの人じゃないかと思った。
そういう人はたまにいる。自分を正当化するのに必死になるあまり、自分の記憶も書き換えてしまう、解釈も後から後から修正していく。自分で作った物語の中に住んでいるのだ。
この件についていくら「Aさん」と言い続けたって状況的にもう精神鑑定をした医師しかいないわけで、「私は言ってない」と言ったって意味がない。でも本人は「Aさん」と呼び続けた、個人名は出していない。意味がなくともこの一点に執着する。一番大事なのは「自分が正しいこと」だからだ。
こういう香ばしい人に関わってしまうとたいがい、大迷惑をこうむる。なんせ物語を作る知能はあるから最初は電波受信中だとわからない。わかったころにはいろんな話が食い違っていて、まったく話が通じない状態になっているのが常だ。
この日記によく出てくる社長さんも同じ性質を持っている。常に自分が正しいように記憶も解釈も変えていく。本人の脳内でどんどん物語が書き換えられていっているから、テレパシーの使えない周囲の一般人たちはついていけずにとまどうばかりだ。
話を戻そう。ちなみに草薙厚子という人はWikipediaでこう紹介されている。
2004年、森昭雄が提唱する「ゲーム脳」を少年犯罪などと結びつけた記事、本を執筆し、「トンでも本ジャーナリスト」と評される[1]。
ああ、あの本の人か、と思った人も多いだろう。
要するに「トンでもな人」なのである…。
あの社長さんもね…