たかもちげん氏のマンガ

もう何年も前に亡くなった漫画家だが、今でもたまにこの人の作品を読むことがある。初めて読んだのは「代打屋トーゴー」だった。

普段は無能でセコイ市役所の役人だけど、裏では万能の何でも屋をやっているトーゴーが主人公。ストーリーはかなりハチャメチャだけれど、日曜大工レベルの工作を駆使したり、巧妙に人の裏をかいたりする主人公が好きだった。ダイ・ハードのジョン・マクレーンみたいに、この主人公の本質は凡人なんだよね。いつも結果は出すけれど。

「祝福王」も好きだった。確かこのマンガ、呉智英が絶賛してた。

祝福王 1 (モーニングKC)

「代打屋トーゴー」、「祝福王」、「警察署長」、どれもこれも人を救うことがテーマのマンガばかり。たかもちげん氏は本当に人間が好きだったんだな、と作品を読むたびに思う。