慈愛だけでは救えない
「東の海神 西の滄海」を読み終わりました。
尚隆のキャラクターが多彩でおもしろい。いろんな側面を見せつけてくれる。しかし政務をサボる理由にいまひとつ説得力がないような気がする。現場主義だということはわかるが、側近との意思疎通をないがしろにしてたら政策が成功しないんじゃないか。まあ政務をサボって市井の人たちと交わる王、ってのはカッコイイけど。
驪媚(りび)の最期が圧巻だった。自分とともに子どもすら犠牲になるのを承知で糸を断ち切った驪媚。カッコイイなー。
六太、大迷惑なヤツだな。というか麒麟て総じて迷惑なキャラだな。景麒は違う意味で迷惑だし。
「月の影 影の海」の時点で雁国は豊かな大国になっているんだが、更夜は受け入れてもらえたんだろうか。
東の海神 西の滄海 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)
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