国産の飛行機

 きょう8月30日はYS機にとって記念すべき日だ。試作1号機が初めて飛んだのは、44年前の昭和37年のこの日。
Sankei Web 社会 「さよなら名機YSー11」 44年前“初フライト”(08/30 17:40)

YS-11は国産の飛行機だ。第二次世界大戦後、GHQによって日本国内での航空機開発が禁止されて、零戦などの名機を生んだ日本の航空機開発技術は完全に絶滅させられた。

そんな状況の中で開発されたYS-11とその開発陣は高度経済成長期に働き盛りだった人たちにとって、ヒーローだったようだ。今、50〜60歳くらいの人にYS-11のファンが多い。

航空機開発を禁止された日本はその後、宇宙ロケット開発でも立ち遅れた。航空機開発の人材、機材がないところからスタートしなければならなかった日本のロケット開発はそれだけでハンデがあったわけだ。もし航空機開発がそのまま温存できていたなら...と思う人も多いだろう。


YS-11はちょっと前に流行った「プロジェクトX」でも取り上げられていて、マンガにもなっている。

オレ、持ってますので読みたい人は連絡ください。

昔の物造りの厳しさと大胆さがおもしろいです。進捗管理、品質管理、在庫管理、コスト管理…。いろんな管理技術に縛られ、計算通りに、大がかりに物造りが進められている現代では考えられない、自由で厳しい物造りがここにはあります。