人間のクズが素晴らしい夜

昨日はあるバーの某マスターと呑みに行ってまいりました。

一軒目は西中島にある焼酎バー。ここはフードがすごくおいしいのであります。ここで2時間ほど真面目な話をし、己の愚行を開陳して爆笑し、楽しい時間を過ごしました。店を出るころには二人ともおかしなテンションになっており、ヤヴァイモード全開でした。

店を出るなり、「次、どこ行きましょうか!?」「もうなんでもいいっすよ!」「今日はバカなことしましょう、バカなこと!」とストレスのたまったダメサラリーマンよろしく2軒目に突入したわけです。

2軒目は怪しい雰囲気満開の外人ショーパブ。二人とも「こういうとこ行ったことないんですよ!」「いやーここは怪しいなー。」「ボッタクリオーラ全開っすね、ココ」「一万円札は靴下の中に隠しときましょう!」などと言いつつそのまま店内に。

いやまあ、ただの外人さんがいるというだけのキャバクラだったわけですが。オレの隣に座ってくれたのは日本に来て二カ月だというロシアの人。ロシア語が母国語で、本当はアメリカに行きたくて英語を勉強してて、でもお金を稼がなきゃいけないので日本に稼ぎに来ているとか。日本に来てまだ二カ月なのにムチャクチャ日本語がうまい。元々日本語を勉強してたのかと思って聞いてみたら、日本に来てから勉強したそうな。

あれやこれやとロシアのことを聞いてたらショータイムになって舞台で女の子が踊りだした。トップレスでのダンスなんだけど、全然エロさがない。すごく健康的。躍動感があって、迫力があって。日本人にはできないダンスでした。

そして事前に買わされていたチップ用チケットを女の子のパンツに挟む。

挟む!
挟む!
挟む!


人間のクズの本領が発揮された場面だった。二人とも「いっぺんやってみたかったんですよ!」と嬉々として女の子のパンツにチケットを挟む。身を乗り出して女の子のパンツにチケットを挟む。


人間のクズである。


あの瞬間、日本で一番いかがわしい人間はオレ達だったと確信している。楽しかった。


一時間ほどで店を出て、3軒目は他に行くところはないのかと言われようとなんと言われようとお定まりのBar-yaである。


Bar-yaではギターを弾いての合唱で盛り上がった。酔っぱらいながらギターを弾き、歌う某マスターは最高である。音楽っていいなー。人生のすべてがここにあるなー、とワケのわからないことを言いながら大合唱。


素晴らしい夜だった。しかしあまりにケダモノと化した夜だったので、他人には知られてはいけない夜だった。内緒にしておこうと思う。