殺せ殺せ

 川崎市多摩区のマンションで3月、小学3年だった男児(当時9)を15階から投げ落として殺害し、9日後に清掃作業員の女性(68)も投げ落とそうとしたとして殺人、殺人未遂などの罪に問われた同市麻生区細山5丁目、無職今井健詞被告(42)に対する初公判が21日、横浜地裁であった。罪状認否で今井被告は「間違いないです」と起訴事実を認めた。弁護側は「犯行当時、統合失調症にかかっており責任能力を有していなかった」と述べて無罪を主張した。
asahi.com:男児投げ落とし殺人初公判 起訴事実認める - 社会

このニュースを受けて、いろんなブログが殺意にあふれています。

「子どもを殺すようなヤツに人権はいらない」、「死刑にした方がコイツのため」などなど。

秋田の殺人事件のときもそうでしたが、犯人を殺したくて殺したくて仕方が無いんでしょうね、みんな。正義だったらなんでも許されるんでしょうね。

畠山容疑者のときも考えたのですが、報道されている事件の犯人たちはすでに多大な社会的制裁を受けているわけです。法律で規定された罰以外に、犯人たちは罰を受けています。少なくともまともな社会復帰はもう一生ないでしょう。

オレは死刑賛成論者ですが、むやみやたらに死刑にすべきと考えているわけではありません。死刑という刑罰は残しておくべきだというだけです。


再犯の可能性がなく、本人が社会復帰を希望しているのなら、有期刑が相当と考えています。


みんな、何のために犯罪者を殺したがるんだろうか。


なぜオレ自身も「死ねばいいのに」って思っているんだろうか。