10年前に通った道

実家から帰ってくる途中、阪急淡路駅で立ち往生した。淡路止まりの電車に乗っていて淡路駅で降りたのだが、次の梅田方面行きがこの寒い中、15分も来ない。

寒い中駅のホームでじっとしているのも退屈だなぁと思っていると、駅の脇の景色が目についた。懐かしい景色だ。昔、数年間淡路に住んでいた。その頃は毎日が終電までの残業で、毎日この景色の中、家に帰っていた。


懐かしい道をまた歩いてみようと思い、淡路駅から出た。ほとんど人気のない商店街を少し行くと懐かしの立ち食いソバがある。昔は毎日のようにここでソバとオニギリを食べていた。あまりに懐かしいので天ぷらソバを食べた。おいしくなかった。昔はおいしかったのかな。それともオレの舌が変わってしまっているのか。

寒さで手を真っ赤にして掃除しているおばちゃんは変わってなかった。

商店街を抜けて、昔住んでいた家の前を通り、JR東淀川駅へ。昔は真っ暗だったのに、今はコンビニが立ち並んで明るくなっている。そのままJRの線路沿いをぼちぼちと1時間かけて家に辿り着いた。


少し、自分が誰なのか思い出した。どうしてエンジニアになろうと思ったのか、思い出した。


明日は少々忙しい。メモリ管理部分のパフォーマンスを上げねばならない。