その背景は?

119番通報は相手が電話を切っても、消防本部から相手先に電話ができる「逆探知」システムがある。峰容疑者は公衆電話から通報したと見られるが、通報を受けた職員は「逆探知したが2度とも誰も出なかった。内容もよく聞き取れず、いたずらだと思った」などと説明したという。

普通に考えればいたずらを確信できるまで確認作業を行うべきです。今回の火事では犠牲者が一人で済みましたが、多くの人命が失われる可能性すらあったのですから。


しかし現場の職員は推測でいたずらと断じてしまった。これはこの職員が責められるべきことでしょうか。もし日に何十回といういたずら電話を受けていたとしたら、現実問題としては一つ一つ確認を行うことは不可能でしょう。どのくらいいたずらの通報があるのかは知りません。しかし独り暮らしのお年寄りなどがさみしさから119番するというのは聞いたことがあります。


今回の火事の通報も、多くの虚偽通報に埋もれてしまった結果なのかもしれません。