音楽という楽しみ

だからこそ、今の音楽業界にウンザリしちゃった人は、発想を変えてみたら？　と思う。「音楽を楽しむ」ことは、何もメジャーが提供する音楽の消費者になることだけじゃない。演奏を楽しんだり、自分で曲を作ることも音楽の楽しさの１つなんだ。そして、個人的には今、多くの人がこうした「新しい」音楽の楽しみ方に目覚めつつあるんじゃないかと思っている。

確かに音楽の楽しみ方は変わってきていると思います。古くはカラオケに始まって最近では電子楽器を筆頭にプロ並の機材がアマチュアでも揃えることができるようになっている。聞く側が音楽に関わる部分がどんどん増えている。

本来、受け身でしかなかったリスナーが今は参加する音楽へと変わっている。一人の才能が作る音楽でなく、複雑多様なセッション的な音楽。

そのうち参加者全員が楽器を演奏するなんてコンサートがあるかもしれませんね。