続・教師という人達

コメント欄で意見をもらって少々頭も冷えたので、もう少し突っ込んで書きます。


読売新聞の「PTA総会で市教委へ不信感噴出、出席拒否…小6事件」の記事を読んで、怒りを感じたのが始まりです。


実は怒りの半分はマスコミに向けたものだった。市教委の対策に対してPTAが反発している。それがどうした。今回の事件に関して何のニュースバリューがあるだろう。市教委の対策がどういう根拠に基づいたものだったのかも書かず、ただPTAが反発して批判しているとしか書いていない。なんと不公平な記事だろうか。教育関係者に対する偏見*1を助長する以上の意味がこの記事にあるだろうか。

今、保護者たちは平常心ではないはずだ。そういった人達に対する市教委の対応がまずかったのは事実だろう。しかし市教委もちゃんと子供のことや将来のことを視野に入れて対策を立てたはずだ。対策の内容自体がまずかったのか?そうではなくて保護者への対応がまずかったという側面の方が強いのではないか?


教育関係の職にある以上、少なくともオレなんかよりは子供に対する愛情は強いと思う。そういう意味ですべての教育関係者は尊敬に値すると考える。(気持ちはついていってないのだけれど。)実際、日々子供の教育について考え、あるいは行動している人達なんだ。

例え教え子に暴行を働いた教師であろうと、子供への愛情は持ち合わせているはずだ。別に暴行をはたらくことと愛情を持つことは矛盾しない。


そう考えるからこそ、市教委の保護者たちへの対応のまずさに歯がゆい思いを感じた。そして対応のまずさの中に世間知らずさを感じた。


実際、オレの知る教師たちのほとんどは要点を言うなら「教師を演じている教師」だった。実は親戚にも一人小学校の教師がいるのだが、この人もまったくの世間知らずだ。今のオレは飛行機事故にあったせいで飛行機に乗れなくなった人なのかもしれない。


丁寧なコメントをくれたKA-NA、oriemon両氏にはお礼を言いたい。ありがとうございます。とても気持ちが落ち着きました。

*1:そしてオレはこの偏見を根強く持ってしまっているのだ。