政府もNGOもどっちもどっち

イラクで人質になったNGOメンバーやジャーナリストたちの「自己責任」を問う声が、政府・与党に根強い。解放後には救出費用の請求まで取りざたされた。自ら出向いて危険な目に遭った人たちの自己責任を連呼することで、国民を保護する政府の重い責任が見逃されている。NGOなどからは、異論が噴出している。


問題点は連携がないってことじゃないのか?


なんで対立してんだ?

 「彼らはなぜ捕まったか。自衛隊派遣で米軍に協力している日本の国民だから。なぜ解放されたのか。非武装で人道援助をし、自衛隊派遣を批判していたからだ」

これはよく聞く意見なんだけど、順番を間違えているし、自分の意見に不利な事実をわざと抜かしている。


彼らはなぜ捕まったか。自衛隊派遣で米軍に協力している日本の国民なのに無防備にイラク国内に滞在してたからだ。

なぜ解放されたのか。非武装で人道援助をし、自衛隊派遣を批判していた上、政府の救出活動、各国の協力があったからだ。



どうしてこう国家−個人の対立の構図でしか物事を考えないんだ?


どうしても危険地帯で活動したきゃ、政府に「行きます」って言って情報提供を仰げばいいだろう。足どりを残すこともできるだろう。そうすれば万が一のとき、救出活動に関わる政府関係者が背負うリスクも減る。


政府も渡航禁止を含めた法制化なんぞを安直に口走らずに、危険地帯に入る人達のリスクが減るように情報交換すればいいだろう。


どうしてこう「減らす」でなしに「無くす」という極論に持っていくのかな。



天秤の反対側も見ようよ。


みんな自分のケツ守ってるだけやん。