あまりに感情に走った乱暴な議論

他のblogを見渡してみると、乱暴な意見がかなり見受けられる。


今回の事件と自衛隊派遣の是非はまったく切り離して論じるべきものだ。自衛隊派遣が否定されるべきものであろうと、「自衛隊が派遣されている戦闘地域」に入って誘拐されたという事実になんら影響はない。自衛隊派遣が間違っていて危険がさらに増しているのなら、それなりの準備はするべきだし、あるいはイラクから退去すればいいことだ。


今回の事件に関する自己責任論は、リスクを自分で背負えないにも関わらず戦闘地域に赴く場合、この点に限って論じられるべきものだ。


今後一番重要なのは、ジャーナリストやNGO関係者はどのようにして危険を最小にして活動していくべきか、ということだ。


これは当事者であるジャーナリストやNGO関係者らが自らの問題として考え、これから改善していくことであって、政治家が法制化で対応しようというのは僣越というものではないか。