一歩前進?

子どもが虐待されている疑いのある家庭などに児童相談所員が直接訪れて確認する「立ち入り調査」が、全国47都道府県と12指定市のうち20府県と4指定市で昨年度一度も行われていないことが、厚生労働省の調べで分かった。中学生が親から虐待される事件が起きた大阪府の場合、虐待の相談件数は全国一多いが、立ち入りはゼロだった。


なんだそりゃ。

大阪府児童家庭室の担当者は、立ち入り調査が少ない理由について「親は立ち入り調査に反発することが多く、無理に親元から引き離すので子供の心にも傷が残る。子供を家に帰す日のことを考えれば、児童相談所と親との関係を壊さないことが大切」と話す。

これ、体のいい職務放棄じゃないか。


あえて親と子供を引き離して、親が冷静になるのを期待しなけりゃいけないケースはそう少なくないはずだぞ。そもそも立ち入り調査をした上、児童相談所と親の関係を壊さないようにするのが職務じゃないか。何言ってんだ?それができないってのは「立ち入り調査」が有名無実の制度であることを吐露しているのと同義だ。


だいたい立ち入り調査もせずに、どうやって子供の安全を確認する気だ?相談員の気まぐれにも等しい推測に運命を預けられる子供はたまったもんじゃない。


一体、どんな人達が児童相談所で働いているんだろう?


立ち入り調査をせずに、児童相談所がコツコツと対応している期間、子供は地獄を見続けている。それはどうでもいいのか?虐待問題を解決するのに一番の負担を子供に背負わせて、恥ずかしくないか児童相談所の人達?




がんばってください。プロ根性を持ってください。少なくともあなた達の活躍を願っている一愚民がここにいます。