泥縄方式

厚生労働省で記者会見した同研究会の平湯真人弁護士は、児童相談所が立ち入り調査や親への指導について強力な権限を持たないため、虐待防止の実効性に乏しい面があることなどを挙げ、「(今回の事件は)システムの欠陥をあらためて示すもの」と指摘した。声明文は同日、厚労省に提出した。


まあ確かに一側面はそうかもしれませんが。もっと充実させなければならないのは、子供を持つ家庭の援助、そして両親へのケアじゃないでしょうか。児童相談所があまりに介入してしまうと、その後の家庭内の人間関係は修復不可能になってしまうでしょう。


虐待行為に自覚を持って罪の意識に苛まれながら虐待をやめられない人も多いと聞きます。


まずは虐待に走ることを防止しないと。コンサルティングを充実させるというのはどうでしょうか。


しかしコンサルティングの問題は、コンサルティングを受けること自体が親として失格だと感じる人が多いことです。コンサルティングを受けるきっかけがない。


出産届け提出時にコンサルティングの案内を渡すようにするとか、参加しやすい育児教室を充実させるとか、そういった福祉面の充実もクローズアップして欲しいな。



また、コンサルティングの充実にはかなりのお金が必要です。捻出できない自治体も多いでしょう。ですから国レベルでコンサルティングの重要性をアピールしてはどうでしょう。そして助成金を出す。後は民間の努力にまかせて行政指導だけをきっちり行う。こういう方向でどうでしょうか。


それともオレが知らんだけで、すでにそういう努力はなされているのかな。だとしたら息子を一人持つオレが知らんのは問題ですぞ。もっと広報に力を入れてください。