無知な親に無知な教師

調べなどによると、川口容疑者が昨年11月に119番した時には、長男は餓死寸前の状態で、救急隊員から通報を受けた岸和田署が同校に連絡。間もなく教諭らが病院を訪ねたところ、川口容疑者は「先生に来られたら子供の命が危なくなる」といい、さらに容体などを尋ねられると、プライバシーの侵害を理由に「裁判所に訴える」などと一方的にまくしたてたという。


川口容疑者の言う「勝手なことをすると名誉棄損で裁判を起こす」とか「プライバシーの侵害」っていうのが、何の中身のない言葉遊びなのは言うまでもありませんが、それを真に受けて行動を起こせなかった教師は自分の無知を今思い知るべきでしょう。


自分達の義務というものが何なのか、それを自覚していれば中身のない脅し文句など何の効果もなかったでしょう。結局この教師達は「自分」という個人を守っているにすぎない。教師としての義務、そして権限をちゃんと理解していれば、今回の事件は防げたと思えます。


「虐待を疑っているのか」と聞かれたのなら、「そうです。虐待を疑っています。確認させてください。」と言えばいいことなんだ。そして虐待の事実がないことを確認できたのなら重畳。自分が頭を下げれば済むことなんだ、教師として。


少なくとも公立の小中学校にプロ意識のある教師などいないな。今まで見たこともない。


教師達に最低限の法律知識を教え込むべきじゃないだろうか。刑事と民事の違いや罪刑法定主義すら理解していない教師では、現代の社会で子供を守れるとは思えない。