常套手段

私服の場合、未成年かどうかの判断は難しい。家出した少年少女は靴や服が汚れている。「子供かな」と感じたら、ためらわず声をかけるのが鉄則だ。うそをついても干支(えと)や西暦を続けて聞くと必ず行き詰まる。


やはり年齢確認の基本なんでしょうか、干支や西暦。オレも23歳のとき、パチンコ屋でおっさんとおばさんの二人に包囲されて、干支と西暦なんかを聞かれたことがあります。もちろん成年なので、正直に言うと「失礼しました」って去っていきましたが。

まー確かに元々童顔だし、着てた服もチンピラ風シャツにジーパン、安物サングラスという見事な背伸びしてる高校生風だったし、時期も夏休みだったからねー。間違うのも無理ないねー。


でも勤務先の社名、電話番号から卒業した小学校〜高校、専門学校まで一通り言うまで信じてくれなかったなぁ。


当時は腹も立たなかったけど、なんか今頃になって腹が立ってきた。