親の精神年齢

asahi.com:3カ月の長男殴り、死なせた疑い 父親を逮捕 - 社会

生後3カ月の長男を殴り死亡させたとして、宮城県警は5日、同県山元町大平、会社員佐藤隆也容疑者(29)を傷害致死の疑いで逮捕した。容疑を認めており、「自分になつかない。手間がかかった」と供述しているという。


この手のニュースはよくありますが、聞くたびに言いようのない苛立ちを覚えます。生後三ヶ月で懐くも懐かないもないだろう。第一、懐かないなんて理由で手加減のきいていない暴力をふるうような人間に懐くわけもない。

もうこれは容疑者の精神年齢が低いとしか言いようがない。

でも、子どもが産まれた時点で親として十分な心を持った人が稀なのも事実だ。みんな、子どもを持ったことで怒ったり喜んだり悩んだりして、少しずつ親になっていく。

増してやこの事件の容疑者には1歳の子どもがいる。ようやく長女がが親の手を離れ出した時期に、また次の子どもが産まれたわけだ。育児ノイローゼも相当なものだったろう。これを免罪符に容疑者の罪を許そう、なんて言う気はないが。


オレは子どもが2歳のときに離婚してしまって、一時期は子どもとほとんど会わなかった。そんなオレが言うのもなんだけど、子育ては両親だけで完遂できる仕事じゃない。いろんな人と関わって、エネルギー使って、親自身の幸せも育てつつ、子どもに必要なものを与えていかなければ、やり遂げることはできない。

オレはいろんな人に恵まれた。オレの両親はもちろん、元嫁さんにも、オレ自身を支えてくれた多くの友人にも、子どもを囲んでくれている人たちにも。すべての人に感謝してる。


今まで紆余曲折はあった。実は今もちょっと話がこじれてたりもする。でも、うちの子は良い子に育ってる。いろんな気遣いのできる、人が大好きな子に育ってる。うちの子がここまで無事に育ったのはみなさんのおかげです。そして、オレ自身も成長できてます。ありがとう。