プログラマーの数え方
けっこう知られていることだけど、コンピュータには0と1しかない。2〜9はないのである。これはコンピュータだけじゃなくて、電卓もそうだ。
でも 2+3= とやるとちゃんと 5 と表示される。これは5という文字を表示しているだけで、コンピュータの中ではやっぱり0と1でしかないのだ。
普通、人は 0,1,2,3,4,5… と数えていって、9の次に位を上げて10にする。コンピュータは 0,1 ときて次はもう10なのだ。2がないから。
このせいでプログラマーをやっている人は妙な数が好きだったりする。64、128、256、512、1024。
コンピュータの数をちょっと順番に並べてみよう。
- 0
- 1
- 10
- 11
- 100
- 101
- 110
- 111
これを2進数という。人がいつも使っているのは10進数だ。
2進数と10進数を並べてみる。
10進数 | 2進数 |
---|---|
0 | 0 |
1 | 1 |
2 | 10 |
3 | 11 |
4 | 100 |
5 | 101 |
6 | 110 |
7 | 111 |
8 | 1000 |
9 | 1001 |
10 | 1010 |
11 | 1011 |
12 | 1100 |
コンピュータの中はこんな変な世界なのだ。
さらに並べてみる。
10進数 | 2進数 |
---|---|
64 | 1000000 |
128 | 10000000 |
256 | 100000000 |
512 | 1000000000 |
1024 | 10000000000 |
コンビニで512円のお釣りをもらって「あ、ピッタリ」なんてつぶやいているのは確実にプログラマーだ。いや、かっこよくシステムエンジニアと呼んであげて欲しい。
いじめてはいけない。