ヴィンランド・サガ

ヴィンランド・サガ(1) (アフタヌーンKC)

ヴィンランド・サガ(1) (アフタヌーンKC)

作者は「プラネテス」幸村誠。この人の絵もストーリーも大好きだ。


前作の「プラネテス」は近未来SFだったけれど、「ヴィンランド・サガ」は中世が舞台。ヴァイキングたちが物語の柱になってる。


宗教対立、領土をめぐる戦争、民族どうしの抗争、個人の野望や復讐… いろんな舞台装置の中で物語が進んでいく。殺戮・略奪を繰り返すヴァイキング達の大暴れが楽しい。下手な道徳観など消し飛んでしまう。そんな彼らにも道徳感がないわけでなく、むしろ独自の道徳に忠実だ。その姿は天晴れでさえある。


プラネテス」も「ヴィンランド・サガ」も世界観が緻密で引き込まれる。


プラネテス(1) (モーニング KC)

プラネテス(1) (モーニング KC)

ちなみに「プラネテス」に出てくるタナベはオレの理想の女性キャラであります。