命を拾う人たち

先日「岳」を読んで、ずっと以前に買ってまだ見てないビデオがあることを思いだした。

「レスキュー 篠原秋彦の軌跡」というビデオで、救助活動中に亡くなられた篠原秋彦氏への追悼のために作られたものです。


厳寒の中、上着を脱いでそれを救助ヘリに向けて必死に振る遭難者。救助隊の到着に感極まる遭難者。どれもこれも死線から戻ってきてむき身になっている人の顔だ。


「岳」でもこのビデオでも、救助隊が要救助者に真っ先にかけるのは「よく頑張った」というセリフ。「赦す(ゆるす)」って、ほとんど不可能なほど人にとって難しい。なのに、こんなに人を赦したセリフは珍しい。


↓篠原秋彦氏がまだ健在なころに本も出ているようです。amazonの詳細ページで中身を見ることもできます。

空飛ぶ山岳救助隊―ヘリ・レスキューに命を懸ける男、篠原秋彦

空飛ぶ山岳救助隊―ヘリ・レスキューに命を懸ける男、篠原秋彦