恋人がいない時のクリスマスイブの過ごし方

「恋人がいない時のクリスマスイブの過ごし方ランキング」が発表されております。


オレがこのランキングを見て思ったことはただひとつ。




ほっといたれ。


もうすぐクリスマスだということに気づかないふりしてここ数日を過ごしている寂しい独り者の気持ちをちっとは考えろってんだ!何を浮かれてやがるんだマッタク。何がクリスマスだ。オレは仏教徒だ。12/24〜25の間だけ熱心な仏教徒だバカヤロー覚えとけ。


このくだらないランキングの一位を見てみよう。「家族と過ごす」である。人をバカにするにもほどがある。普通の日と何も変わらないだけなのである。情けない。せめて夜の街に繰り出してアツアツベタベタしているカップルをジーッと見つめて嫌がらせするとか、大声でありがたいお経をあげてクリスマス気分を台無しにしてやるとか、「え!?クリスマスイブって昨日やで?」と張り叫んで半径10m以内を一瞬凍らせるとか、そういう無駄な気概を持ってもらいたいもんである。


そして第二位。「いつも通り」である。そう、人間、常に平常心を保っていたいものである。デコレーションだけ立派で安っい味のクリスマスケーキを彼女と食べて「おいしいね♪」と言い合ってみたいとか、イルミネーションの下で彼女と手をつないでウットリ馬鹿面していたいとか、クリスマスプレゼントは何だろうとワクワクしてみたいとか、そういう世俗にまみれた浮かれ方は慎むべきである。それこそが美しい日本の和の心というものである。ワビサビというものである。ワサビではない。


第三位が「友達と外で過ごす」。情けない。それでも日本男児か。恋人のいない者どうしで寄り集まり、みんなで慰め合うのである。野郎ばっかりで集まってプレゼント交換なんぞした日にゃ目も当てられない。これ以上の惨劇がこの世にあるだろうか、というくらいに悲惨である。せめてプレゼントは1000円までにしていただきたい。何が悲しゅうてクリスマスに男のために金を使わにゃならんのか。


まったく最近の日本男児の嘆かわしさといったら言葉にもならない。気づきもしない涙が頬をつたって濁流となり、川に合わさった後に海に注ぎ込んで生命を育む一助となってしまう勢いである。




もう何を言ってるのか自分でもわからなくなっているが、生暖かい目で見守ってほしい。


最後に一言。男なら胸を張り、夕日に向かって叫ぼう。




「クリスマスに恋人がいなくて悔しいぞーっ!」
(`O´)/ オーッ