いまさら攻殻機動隊

貸してもらった攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXをボチボチと見ている。テーマが深すぎて見るのにえらく時間がかかっている。


笑い男事件のモデルになった丸山ワクチンのことは無知でした。見ていて何かの社会風刺が入ってるな、とは思ったのですが。


攻殻機動隊では一環して電脳化、義体化の進んだ世界が描かれているけれど、実際に脳どうしを接続したらどうなるんだろうか?攻殻機動隊では言語化された情報の交換のみのようだけど、実際には感情の交換も行われるんじゃないだろうか。第二話には「脳を焼く直前に感じた。」なんて描写もありますから、ある程度感情の交換もあるのかな。脳を焼かれる瞬間だったから、脳の崩壊の過程で本来なら流れだすはずのない感情レイア(ゴースト?)の情報が誤出力されただけだろうか。

他人の感情が自分の脳に流れ込んできたら、人間はどうなるんだろうか。耐えきれないんじゃないかな。

他人の感情にある程度不感症だからこそ、人は自我を保てる。他人の感情を100%理解したときって、それはもうその人と他人は一つの人格として融合しちゃってるんだよね。実際にはあり得ない。


人が電脳化されてネットワーク化されたとき。それを真剣に考え出すと怖すぎる。