子猫を殺す人は認めない

「子猫を殺す」の補足です。

 もうひとつ、避妊手術には、高等な生物が、下等な生物の性を管理するという考え方がある。ナチスドイツは「同性愛者は劣っている」とみなして断種手術を行った。日本でもかつてハンセン病患者がその対象だった。

猫は人間よりも下等な生物です。これは現代社会の合意です。例として出しているナチスドイツもハンセン病患者も人間です。引き合いに出すこと自体が大きな誤りです。

 他者による断種、不妊手術の強制を当然とみなす態度は、人による人への断種、不妊手術へと通じる。

これまたいきなり人間にまで話をつなげているのが大きな誤りです。人には人権がありますが、猫にはありません。人権を絶対視する気はありませんが、ペットの不妊手術が人への不妊手術に通じるという論法はあまりに飛躍しすぎている。牛を食べているのは人肉食に通じるとでも言うのだろうか。

人と猫の命を同等に扱うような強弁をしたかと思えば、実は自ら飼っている猫と子猫の命を差別している。思考が分裂しているとしか思えない。

ペットに避妊手術を施して「これこそ正義」と、晴れ晴れした顔をしている人に私は疑問を呈する。

自らの満足のために子猫を殺している人にこんなことを言われて納得する人がいると言うのだろうか。


坂東眞砂子さんは自らの独善の告白が大騒ぎになって慌てふためいているだけとしか思えない。