人の記憶

人の記憶ってのは、実に巧妙に改竄されていく。2003年11月3日の日記で、オレ自身そう書いている。

でも人は記憶の改竄を自覚できない。改竄を自覚するための正確な記憶がどこにもないのだから、当たり前だ。


自分の過去の日記を読むと驚くことがある。自分の記憶と合致しないことが書かれていることがあるからだ。

この日記ももう3年ほど続いているけれど、始めた当初には思いもしなかった効果があって楽しい。一番楽しいのは自分の記憶の改竄に気づかされたときだ。なぜ記憶を修正しているのか。ほとんどの場合、自分を正当化するためだ。


記憶をいじってまで一生懸命に自分を正当化しないと生きてけない自分を発見するのは、大変愉快だ。




オレって楽しいヤツだな。