もう手に入らない本

たまに欲しいと思った本がすでに絶版になっていて手に入らないときがあります。こんなとき、すごく悲しい気分になります。

そしてこういう場合、オレが取る手段は

  1. amazonマーケットプレイスやネットオークションで探す
  2. 古本屋を回る
  3. 復刊ドットコムでリクエストする

(2)は時間がかかるし*1、(3)は復刊されるまで時間がかかる上に復刊される保証がない。

他に何かいい手段があったら教えてください。


そして絶版に関してはなんと著者も絶版の事実を知らなかったりするのだと知ってちょっと驚いた。

 と、過去形で書いたのにはわけがある。というのも、昨年あたりから、私の本がたてつづけに絶版になったのである。それも3冊続けてだ。そして、それらの本が書店で手に入らないということを、私は出版社からではなく、読者の方からの私への問い合わせによって、はじめて知ったのである。これはどういうことなのか? 著者は、自分の本を読者が注文すればいつでも入手できるはずだと思っている。ところが、実は、いくら書店に注文しても、「品切れ」「絶版」という回答となって帰ってくる、あるいは「流通に乗らない?」という事態になっていたのである。なんで、こういう大事な情報が、まず著者のところへ知らされないのか? この国の出版業界は、かなりヘンなのではないのか。

このページに、著者による著書の全文公開を出版業界の人達が暴挙だと言っているとのくだりがありますが、その理由がさっぱりわかりません。

でも、私のこの試みは、業界に、大きな波紋を呼び起こしたようなのだ。あちこちから、間接的に、いろいろな声が聞こえてくる。まず、出版社の編集者たちが、私の試みを「暴挙」と言っているとの情報が入ってきた。現存の出版慣習を無視する行為だとのこと。

無条件で全文公開というのならちょっとやりすぎだと思いますが、森岡正博氏が全文公開しているのはすでに出版社が増刷する意志のない著書に限っています。

この条件の中で出版社に何か不利益が生じるのでしょうか?もちろん将来何があるかわかりませんから、出版権を確保しておこうという思惑はあるでしょう。でも現実的に考えたら絶版の本はネットで公開しておいた方が再版・増刷して利益を得る機会は多くなると思います。

この件での出版社側の主張、または現存の出版慣習とやらをご存じの方はぜひご一報を。

*1:それが楽しくもあるんだけど