梅田の紀伊国屋のバカ
いつか忘れたけれど、レイアウトが変わった。書籍の配置がけっこう変わったので最近とまどうことが多い。
そして確実に本を探しにくくなった。
まず場所が変わったコーナーが巧妙に隠してある。店内地図はほとんどなかった。店内地図を探す手間をかけるくらいなら目的のコーナーを直接探した方が早かった。
今日は「プログラマの数学」と「Spidering hacks―ウェブ情報ラクラク取得テクニック101選」を探していたのだが、どちらもまったく見つからなかった。
「Spidering hacks―ウェブ情報ラクラク取得テクニック101選」なんか有名なオライリーのシリーズなんだから、シリーズで集めておいてくれればよいものを各ジャンルのコーナーに分散しておいてやがった。(旭屋書店なんかはオライリーのシリーズを集めて一つのコーナーにしてくれている)
散々探したが、ネットワークのところにもないし、Webのコーナーにもなかった。というか類書すらなかった。どうなってるんだ紀伊国屋。
「プログラマの数学」は数学のコーナーにもプログラマの一般書のところにもなかった。
本を探すのがオレの一つの楽しみなんだが、こう分かりにくく本を置かれてはイラつくばかりだった。邪道だが検索機を使ってみた。
今流行りの検索機はご多分にもれず使いにくい。(これはどの書店も同じ)
まず今どきタッチパネルPCである。反応は悪い、すぐ壊れる、遅い、高い、と欠点だらけのタッチパネルPCを何の疑いもなく使い続けている。これの仕様策定をやってる連中はどこまで無能なのか検討もつかない。
反応が悪いのでタッチしてもなかなか文字が入力されない。入力されたと思ったら2〜3文字いっぺんに入力される。あるいは一つ上の文字が入力される。「一文字削除」を押したら余分に消える。客の時間を無駄に遣わせるな紀伊国屋。机の上でしかテストしていないことがよくわかる。客は立って使ってんだよバカ。ていうか立ったまま使わせてんだよオマエラが。
そしてイライラしながらも検索を終え、あっけに取られた。
「Spidering hacks―ウェブ情報ラクラク取得テクニック101選」は在庫なし。
「プログラマの数学」はなんとJavaのコーナーにあった。確かに著者の結城浩氏はJava関連の書籍を多く執筆している。だからといってまったくジャンル違いの「プログラマの数学」をJavaのコーナーに置くことはないだろう。というか担当者はどういう脳みそをしてるのだ?(いやたぶん何も考えていないのだろうとは思うが)
他に2冊ほど買うつもりで手に取っていたが、そのまま返して何も買わずに帰った。
昔の紀伊国屋はすごくわかりやすい配置になっていて本を探すのがとても楽しかった。なのにどうしたんだろう。コンピュータのコーナーから見えるところに数学のコーナー、数学の向かいに物理、物理の裏に科学一般書、とどんどん連れて行かれたあの絶妙の配置はどこに行ったんだろう。
残念でならない。