死者となるべく

何も欲しがらず、何も求めず、なんにもない空間をただよう存在になれれば。と思う。


何も悲しくないのに透明な気持ちになって、勝手に涙が流れてる。時間が流れてることすら自覚できない状態が続く。


愛してくれている人達に何も応えられず、必要としてくれている人達に何も与えられない人間が生き続ける理由があるんだろうか。


いつの間にか餓鬼となっている自分を見つけるたびに、息が詰まる。