断筆宣言

オレは怒っている。超ミニのくせに階段をのぼるときにカバンで隠す女子高生に。
オレは怒っている。満員電車の中ですかしっ屁をかましておきながら無言で知らんふりを決め込むオッサンに。
オレは怒っている。混浴で水着着用の女性(20代限定)に。
オレは怒っている。オレがホームに来た途端、ドアを閉めて発車した電車に。
オレは怒っている。お気に入りのカツサンドがオレの目の前で売り切れたあの瞬間に。
オレは怒っている。さあ聞こうと思って開けたCDの中身がなかったことに。
オレは怒っている。せっかく買ったエロ本なのに萌えられるのは表紙だけだったことに。
オレは怒っている。タバコに火をつけたら灰皿にまだ新しい火の点いたタバコがあったことに。
オレは怒っている。今日買った週刊誌がすでに自宅にある号だったことに。
オレは怒っている。傘を持っていったのに雨が降らなかったことに。
オレは怒っている。目の前を歩いていた女の子のお尻があまりにもかわいかったことに。


以上の理由を持って、オレはここに断筆を宣言するものである。